操球＋痛覚

ただいまペン入れ真っ最中。

先日、用事のついでにヨドバシへ寄って、以前から欲しかった『トラックボール』を購入しました。
機種はロジクールの『トラックマン・ホイール』。

私の机は結構狭く、PC作業と原稿作業と兼用のため、器具を載せたり降ろしたりが非常に難儀でした。
マウスリンクが置けないので、原稿やりながらマウス操作がやりにくいったらない。
これで「移動範囲」というものを気にせず済むようになったので、まずその点は満足です。

操作性ですが、慣れれば特にストレスもなく快適。細かいボタンを正確に押しにくいとか、まあマウスほど直感的に「画面のココ！」という位置取りは無理とか、細かい不満はありますがそこらへんは許容範囲。むしろヒジの負担が減った事が嬉しい。

ただ、寝違えたか何かで現在、右背中の一部がメッチャクチャ痛いので、その快適さもあまり味わえておりません。
紙は湿気てペンの乗りも悪いし、作業がさっぱり進みません。

つぎは熟練した整体師が怖い（落語オチ）。

蛇足＋改訂

『少納言』３巻も無事発売。ちらほらと書評なども見かけるようになりまして、まあ特段の不評などもないようで胸を撫で下ろしております。

しかし、本文中の校正などは丁寧に入れていたものの、書き下ろし部分にミスが発覚しました。

"平安高校課外補習・５限目"４コマ目、　「道隆の弟・兼家」は「道兼」が正解です。大変申し訳ありませんでした。

つうか兼家って道隆の父ですよ！何やってんでしょうかもう。

更に四限目、　「萌え」の字を思いっきり「くさかんむり＋朋」と書いてしまっています。
お前はどんだけ萌えに不慣れなのか　と。

これらは、もし増刷の際にはまた修正させていただこうかと思います。

寡黙＋発売

前回のエントリ以降、何か書こうとするたびに「そんなん聞かされても」なグチばかり書きそうになるので自粛しておりました。そんなこんなで既に早出しの少納言3巻は発売されており、購入された方もいらっしゃるようです。

前回棚のほっそい所に仕舞われていた書店でも2列平積みで置いていただいたようで、正直胸を撫で下ろしました（ｗ

さて、3巻をまとめて読み返してみると、やはり「史実」の扱いが重くのしかかってきます。

ネームを描いてみると集めたネタを全部ぶちこみたくなるんですが、歴史ウンチクにばかり偏った漫画は面白かろうはずがありませんし、事実「ウンチク物がウケる」青年誌でも、そうした作品がバランスを失っていく悪循環をよく見かけます。

さりとて、完全なキャラ萌えに走ったら『少納言』の立脚点は失われてしまうと思います。スパイスとして歴史ウンチクを効かせ、かつそのスパイスがエグ味にならないよう、気を抜けないところです。どこらへんに黄金比があるのか、未ださっぱり判りません。

「嘘をつくとその嘘を隠すためにもっと大きな嘘をつく羽目になる」とは親からも教えられてきましたが、今ようやく身に沁みてます。（ｗ
ただこの嘘つく作業、つらいばかりでなく、半端なく面白いのが困り物ですねえ…。

三表＋色合

３巻表紙はこんな感じに。これに黄緑色のオビがつくんで、まあトロピカル。

GUM本誌では、来月は紫式部が化け物退治？というお話。
再来月はメイン以外のキャラにスポットを当てる予定であります。お楽しみに。

重版＋三刷

ワニブックスからOKが出たので告知です。

『暴れん坊少納言』3巻発売に伴い、１～２巻の増刷も決定致しました！
結構「本屋で全然見ない」とのご意見を頂いておりますが、これで多少の状況改善になれば幸いです。
これで1巻は記録更新の3刷り到達で、嬉しい限りであります。

手を出しかねていた方も、この機会に1巻だけでもご覧になっていただければと思います。一応、どこで止めてもキリがいいような構成にしてはありますし。
※週刊なら2~3ヶ月くらいで続きが発行されますが、月刊だとどうしても半年スパンになってしまいますから、引きを作りたくないんですよね…

実はまだ単行本関連の販促イラストやら細かい作業が終わってないんですが、3巻の原稿は表紙チェック含め入稿完了しており、後は仕上がりを待つだけとなっております。こうして出来上がりを待つのは何度経験してもいいもんです。