漫画家・かかし朝浩の公式ブログです。
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無題
>左近の桜・右近の橘
ちなみに現在の京都御所にも存在し(ただし安政年間以降の様式では、木の周囲にマガキをめぐらす)、一方で「ひな祭り」の飾りにもなってたりしますね。
平安時代の内裏はもともと「橘大夫」(橘清友のことか? 当方未詳)の邸宅跡に建てられたものみたいで、橘はその時分から存在し内裏建造後にはまず梅の木を左側に植えたみたいですが、のち桜木かわったとのこと。
些末ながら豆知識まで。
ちなみに現在の京都御所にも存在し(ただし安政年間以降の様式では、木の周囲にマガキをめぐらす)、一方で「ひな祭り」の飾りにもなってたりしますね。
平安時代の内裏はもともと「橘大夫」(橘清友のことか? 当方未詳)の邸宅跡に建てられたものみたいで、橘はその時分から存在し内裏建造後にはまず梅の木を左側に植えたみたいですが、のち桜木かわったとのこと。
些末ながら豆知識まで。
情報どうもです
現地取材してないことがマルバレで申し訳ありません。ひな祭りの飾りも桃だとばかり思ってました…。
しかし思った以上に、橘は内裏と縁が深いんですね。
もうちょっと植物関連の資料も当たってみることにします。
ご報告、どうもありがとうございました!
しかし思った以上に、橘は内裏と縁が深いんですね。
もうちょっと植物関連の資料も当たってみることにします。
ご報告、どうもありがとうございました!
無題
>現地取材してないことが
いやいや京都御所自体、いつでも入れるような場所じゃないので無理からぬことかと(事前に申し込みが必要)。また文学的にも「大内の花」が注目されてくるのは院政期(清少納言の時代より100年くらいあと)以降かと思いますしね。
>桃だとばかり
これは節供名と童謡にひかれて騙されますね、絶対(笑)。
お雛様を自分で配置すれば気づくのかも知れませんが、見てる時分の子供心にはイチイチ木の種類なんて気にもしませんし、斯くいう私も数年前までつゆも知りませんでした。「木なんてお雛様の飾りにあったんだ」レベルで(笑)。
>橘は内裏と縁が深い
橘は記紀にも「トキジクノカクノコノミ」(時に支配されない香ぐわしい木の実)として不老長寿を象し登場してますし、奈良時代には葛城王が臣籍にくだるさい、母方の橘氏を名乗ることを申請する文章にも「万歳無窮、千葉相伝」との文字がみえ、聖武天皇も「橘は 実さへ 花さへ その葉さへ 枝に霜降れど いや常葉の木」と歌ってますから、その常緑力性と芳香に不老不変のつよさが認められてたんでしょうな。
またヤマトタチバナ(ニホンタチバナ)自体も日本原産の品種みたいですから、橘は古代から日本人に馴染みぶかい木だったんだろうと推察されます(ゆえに記紀にみえる上件の説話は、常世-異国-伝来の実ということで、コウジミカンやダイダイを指すものだろうという見解が優勢)。
平安時代、文学的な影響という点では「五月待つ 花橘の香をかげば 昔の人の袖の香ぞする」(古今集、読み人知らず)の名歌がやはり第一で、なおかつホトトギスとの取り合わせでもよく読まれますね(『源氏物語』にも「橘の 香をなつかしみ ほととぎす 花散る里を たづねてぞとふ」の歌がありますし)。
そういえばホトトギスも大好きですな、清少納言は(笑)。
いやいや京都御所自体、いつでも入れるような場所じゃないので無理からぬことかと(事前に申し込みが必要)。また文学的にも「大内の花」が注目されてくるのは院政期(清少納言の時代より100年くらいあと)以降かと思いますしね。
>桃だとばかり
これは節供名と童謡にひかれて騙されますね、絶対(笑)。
お雛様を自分で配置すれば気づくのかも知れませんが、見てる時分の子供心にはイチイチ木の種類なんて気にもしませんし、斯くいう私も数年前までつゆも知りませんでした。「木なんてお雛様の飾りにあったんだ」レベルで(笑)。
>橘は内裏と縁が深い
橘は記紀にも「トキジクノカクノコノミ」(時に支配されない香ぐわしい木の実)として不老長寿を象し登場してますし、奈良時代には葛城王が臣籍にくだるさい、母方の橘氏を名乗ることを申請する文章にも「万歳無窮、千葉相伝」との文字がみえ、聖武天皇も「橘は 実さへ 花さへ その葉さへ 枝に霜降れど いや常葉の木」と歌ってますから、その常緑力性と芳香に不老不変のつよさが認められてたんでしょうな。
またヤマトタチバナ(ニホンタチバナ)自体も日本原産の品種みたいですから、橘は古代から日本人に馴染みぶかい木だったんだろうと推察されます(ゆえに記紀にみえる上件の説話は、常世-異国-伝来の実ということで、コウジミカンやダイダイを指すものだろうという見解が優勢)。
平安時代、文学的な影響という点では「五月待つ 花橘の香をかげば 昔の人の袖の香ぞする」(古今集、読み人知らず)の名歌がやはり第一で、なおかつホトトギスとの取り合わせでもよく読まれますね(『源氏物語』にも「橘の 香をなつかしみ ほととぎす 花散る里を たづねてぞとふ」の歌がありますし)。
そういえばホトトギスも大好きですな、清少納言は(笑)。
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