逆行＋工作

私は自他共に認める悪筆で、ネームが担当に誤読されることもしばしば。
しかも字の大きさが不揃いで、なおかつ縦に広く横に窮屈な書き方をするため（縦書きが詠みづらい）、写植指定に困るのだそうで…。

そんなわけで、文字のサイズと間隔を一覧にした「写植級数表」を渡され、確定の台詞はそのとおりに書くことに。

これがね、キツいんですよ…。
いちいちトレスで透かして字を書かないといけないんで、1行書くたびに紙をずらしていくのが本当に苦痛で苦痛で。めんどくさいし目は疲れるし肩痛いし。

というわけで、秘密兵器を開発しました。

名付けて、20級写植指定専用定規『月光』!!

…名前は『男塾』の月光が透明なブーメラン投げてたなってだけで、特に意味はないです。多分明日忘れてます。ネタバレですか？

漫画において最もバランスが良く、頻繁に使われる20級サイズを測りながらネームが書ける優れもの。クリア下敷きから切り出してカッターでミゾを彫っただけの代物ですが、作業が一気にラクになりました。

しかし…このデジタル全盛の業界情勢で、こんな小学校の工作レベルの工具を自作してんのは、今や私くらいかと思うと若干凹みます。ほっとくと意味もなく『ハチ○ンダイバー』8巻あたりの写植サイズ（※異常に文字がデカくてキャラが見切れまくる）になっちゃうのがいけないんですけど。