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今回はちょっと堅い話を。

「陵辱ものポルノ」規制について、業界でもさまざまな意見が紛糾しています。
一応エロマンガ出身の作家としては、それについて何かしら意思表示するべきではないかと思うので、少し書いてみます。


この「規制」について、

・「表現の自由」の侵害である
・ポルノは性犯罪を増やしたりはしない、むしろガス抜きになっている
・この規制がまかり通れば再び「大粛清」が始まる


こうした意見が主流です。
言うなれば「エロゲ・エロマンガは悪くない、むしろ社会の役に立っている、全ての規制は不要であり害悪である」という論旨です。

本当にそうでしょうか。

反論されている方の口から「自分が見たいものが見れなくなるから認めない」という利己的な理由が出てくる事は、殆どありません。
しかしこうした「個人的嗜好・それに拠る利害」を離れ、純粋に理性的にエロゲ・エロマンガ規制を論じている…とは思えない発言も溢れています。

※まあ匿名掲示板での「ロリの俺オワタ」「ふざけんなクソサヨフェミ」などの書き込みはまた別ですが。

我々作家は、作品が読者にどんな影響を与えようとも、物理的に「責任を取る」事など出来ません。数万人に対して作品を「投げっぱなし」にする、それが作家というものの一側面です。
責任を取れないからこそ、社会的責任という観点でのチェックは欠かせないと思うのです。

「表現の自由」は、「表現の責任」と表裏一体です。
規制反対派から「表現の責任」について語られた例は非常に少なく、この観点が欠けた批判は論としての説得力を持ちません。

さて、昨今のエロゲ・エロマンガ(以下二次エロ)市場において、そういった観点からのチェックは機能しているでしょうか?

一般少年漫画誌で平然と未成年のセックスが描写され、二次エロ市場に至っては「これは18歳未満ではありません」との文言さえ付ければ、もう「やりたい放題」です。レイプ、監禁はいざ知らず、妊娠、人体改造も「プレイ」として平然と出てきます。

これはインフレしすぎです
私はその二次エロ業界で10年近く活動させて頂きましたし、エロゲもエロマンガも普通に購入するのですが、正直この現状には危機を覚えます。

表現の自由といいますが「幼女をレイプ監禁」「ただのプレイで妊娠・中絶」等を描かなければ表現できないテーマなど、商業媒体で表現できなくたって仕方ないと思います。
何のために同人があるのでしょうか。

また、何故「適正な規制レベル」の話が規制反対派からもっと出てこないのか、非常に疑問です。
流布の規制、すなわち「ゾーニング」に関してはもっと推し進めていいと思うのですが…。まさか「野放図に一切の規制を中止しろ」なんて主張したい訳じゃないでしょうけど。
人の性癖嗜好を取り締まることは出来ない訳ですから、「棲み分け」を徹底していく他はないと思うんですよね。

身内などで話す時、自分がよく例えとして出すのが「速度規制」の話です。

一般道路は時速40~50km制限が普通ですが、通行者も警察も「50kmなら60km未満くらいまでは許容範囲」という「暗黙の了解」があります。「55kmで捕まったよ、厳しすぎだろ」なんて発言を耳にしたことのある方も多いでしょう。
エロ媒体においてもこうした「暗黙の了解」は長年機能しており、定期的に「厳し目」の摘発をする事で曖昧な「ライン」が保たれてきました。
しかし「ライン」さえ破らなければ何をしてもいいはずはありませんし、「はっきりした規定がないなら100kmくらい出してもいいだろ」なんて手合いは言語道断です。

悲しいかな、現在の二次エロ媒体はこうした「形式上ルールは守ってモラル無視」「曖昧なのをいいことに好き勝手」の状態にあると言わざるを得ません。しかも放置される期間が長すぎたため、「それが当たり前」になってしまっています。

例えに合わせた表現にすると、取り締まられないからと「ライン」を上げ続けた結果、全員が70km以上で走り回っていることに慣れてしまって「なぜ50km制限があるのか」という観点が消滅してしまっている状態です。

50km制限があるのは「それ以上だと危険だから」です。
「お役所が一般人を苛めたいから」ではありません。
100km出したい人は高速に乗ればいいし、それで満足できない人はサーキットに行くなり、海外に行くなりすればいいだけの事。「一般道で100km以上出させろ」なんてのは、只の我儘です。

「今までこれで生活してきたんだから、法解釈の方を曲げろ」というのは、ネット住民が一番嫌う「一部の特殊な人たち」と全く同じ論旨であることに気付かないのでしょうか。

※これは版権問題も同根なのですが、ここでは論じません。

また、表現の過当競争は、二次エロ技法の平均レベルを上げることに大きく貢献しました。
しかし、それにより「肉体性と乖離した、概念上のエロ」が肥大化しすぎ、「健全な性意識の発育を阻害する」との批判を免れない作品が増えているのは事実です。
「ふたなり」「擬人化」「ありえないレベルの淫語」などがその一例ですが、未成年がそうしたものを根幹として性意識を発達させてしまうのは、いささか危険ではないでしょうか。
性犯罪を増やさないのは「本来的な性欲を歪ませているから」だとすれば、それはそれで大きな問題となり得ます。単純に「被害者が居ないんだからいいだろう」とは言えず、むしろ読者自身が既に被害者とも言えます。

なればこそ「ゾーニング」はもっと推し進めて、極端なエロも気兼ねなく描ける環境を作らねば、二次エロ産業はその立脚点を失います。

数年に一度、火山の噴火がニュースになります。
ニュースの中で、稀に「火山観光客相手に営業していた地元店舗の方」に対して同情的にクローズアップした映像を目にすることがあります。
ですが、地元の方々は元々「いつ噴火するか判らない活火山」を飯の種にしているわけで、噴火したら全てが無くなる覚悟は元から出来ているのです。上から目線で同情するだけ余計なお世話です。

自然が相手という意味ではずいぶん違うのでしょうが、風俗など古くからのエロ業界は「法的には本来許されないライン」を少なからず割っている、いつ摘発されるか判らないという自覚を持って営業しています。
無論、前線で摘発をかいくぐっている出版社やソフトメーカーの多くは、言うまでも無くこうした覚悟を持って営業している事と思います。「表現の自由」を謳うのは世論に乗ったほうが戦い易いからに過ぎません。新興の二次エロ業界も、ユーザーレベルでそういう自覚が必要になってきているのではないでしょうか。

例として、パチスロは掛け金レートを客の要望に従って過激化させまくった結果、客の方がレートに耐えられなくなり、全国的に常連客が次々と離れて行きました。更に上から「やりすぎ」を咎められてゲーム性を著しく規制され、一時の隆盛は鳴りを潜めてしまいました。
二次エロ業界が同じ轍を踏まないことを願うばかりです。

~~~

以上が、エロ業界に育ててもらった一作家として、忌憚の無い意見であります。
纏まりの無い長文ですが、業界の意識変革の一助となれば幸いです。

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かかしさんの意思表示について
初めまして。コミックガムの誌面やコミックスでいつも作品を楽しませてもらっています。


>これはインフレしすぎです。
>私はその二次エロ業界で10年近く活動させて頂きましたし、エロゲもエロマンガも普通に購入するのですが、正直この現状には危機を覚えます。
かかしさんの個人的な感覚が強いものと思われます。法規制の根拠にはなりません。

>表現の自由といいますが「幼女をレイプ監禁」「ただのプレイで妊娠・中絶」等を描かなければ表現できないテーマなど、商業媒体で表現できなくたって仕方ないと思います。
>何のために同人があるのでしょうか。
日本国憲法が定める表現の自由は商業と同人を区別しません。「一切の表現の自由は、これを保障する。」ものです。

>また、何故「適正な規制レベル」の話が規制反対派からもっと出てこないのか、非常に疑問です。
>流布の規制、すなわち「ゾーニング」に関してはもっと推し進めていいと思うのですが…。まさか「野放図に一切の規制を中止しろ」なんて主張したい訳じゃないでしょうけど。
>人の性癖嗜好を取り締まることは出来ない訳ですから、「棲み分け」を徹底していく他はないと思うんですよね。
18歳未満への販売は以前から自主規制が行われています。

>悲しいかな、現在の二次エロ媒体はこうした「形式上ルールは守ってモラル無視」「曖昧なのをいいことに好き勝手」の状態にあると言わざるを得ません。しかも放置される期間が長すぎたため、「それが当たり前」になってしまっています。
2002年に、刑法のわいせつ罪を適用した「松文館『蜜室』裁判」事件が起き、2007年に最高裁が上告を棄却したことで高裁判決による有罪(罰金刑)が確定しました。

>50km制限があるのは「それ以上だと危険だから」です。
>「お役所が一般人を苛めたいから」ではありません。
ある速度を超えた場合に人命の危険性が高まる可能性は、世代の交代や社会意識の変化に左右されません。定量的に計測することが可能です。ですが、わいせつ性の定義は変化します。「お役所」でわいせつ性を判断する担当者の交代などによっても変化します。つまり「一般人を苛めたいから」という恣意性の介入する余地が小さくありません。

>しかし、それにより「肉体性と乖離した、概念上のエロ」が肥大化しすぎ、「健全な性意識の発育を阻害する」との批判を免れない作品が増えているのは事実です。
「批判を免れない作品が増えている」ことと、その批判に妥当性があるかどうかは別です。また、「批判」が行われているとする観測範囲は人によって差が出やすいため、その範囲(誰がどこでどのように)を明確にしておくべきです。

>「ふたなり」「擬人化」「ありえないレベルの淫語」などがその一例ですが、未成年がそうしたものを根幹として性意識を発達させてしまうのは、いささか危険ではないでしょうか。
かかしさんの個人的な感覚が強いものと思われます。法規制の根拠にはなりません。

>性犯罪を増やさないのは「本来的な性欲を歪ませているから」だとすれば、それはそれで大きな問題となり得ます。単純に「被害者が居ないんだからいいだろう」とは言えず、むしろ読者自身が既に被害者とも言えます
「本来的な性欲」とはどのようなものでしょうか。〈過激な〉エロゲやエロマンガを楽しむ読者は自分自身も気付かないうちに「本来的でない性欲」の被害を受けた犠牲者なのでしょうか。

>なればこそ「ゾーニング」はもっと推し進めて、極端なエロも気兼ねなく描ける環境を作らねば、二次エロ産業はその立脚点を失います。
法規制される隙を生まないため、実効性のある「ゾーニング」に力を入れるべきことには賛同します。具体的にどのような「ゾーニング」が有効だと考えられますか。





>「今までこれで生活してきたんだから、法解釈の方を曲げろ」というのは、ネット住民が一番嫌う「一部の特殊な人たち」と全く同じ論旨であることに気付かないのでしょうか。
少なくとも「レイプレイ」問題に関しては、その発端は、イギリスの一部のラディカルフェミニスト団体を中心としたグループが「英国では許されていないゲームだから、日本でも禁止しろ」と圧力をかけてきたことにあり、その結果がソフ倫による陵辱系ゲームの審査中止です。通例や慣例の問題ではなく、法体系や文化の枠組みが異なる国同士において、一方の主張がほとんど議論のないまま適用されてしまったという、パワーゲームの要素が大きな問題です。
以下のリンクなどが参考になるかと思います。

イギリスにおけるレイプレイ事件とその社会的背景について - I11 - はてなハイク
http://h.hatena.ne.jp/I11/9234263603488519304
[ U.C. 2009年06月13日(土)00時34分 修正 ]
ご意見に対して
コメントどうも有り難うございます。
頂いたご意見の中から、出来るだけお応え致します。

1>個人的な感覚が強いものと思われます。法規制の根拠にはなりません

…法規制の「必要性」を謳う者は、「常識に現行法が即していない」と感じるからこそ法案を作ろうと言い出すのであり、「違法ではないから今後も規制はされない」という論旨は、この場合の反論としては不適当と考えます。

2>日本国憲法が定める表現の自由は商業と同人を区別しません。「一切の表現の自由は、これを保障する。」ものです

…表現の自由は、犯罪を犯した場合においても適用されるものではありません。公然猥褻は犯罪ですが、性器を家庭で出しても犯罪ではありません。同様に、流通に乗らない、本来的な「同人」活動まで刑法を適用する例は通常ありません。
「不特定の他者へ流布する為」の同人作品は、どのような形態であっても既に規制されています。
これは「流通形態」と「発行形態」を混同した私の書き方が不十分でした。申し訳ありません。

3>18歳未満への販売は以前から自主規制が行われています。

…その「規制のありよう」に論議が尽くされていないという論旨です。

4>「松文館『蜜室』裁判」事件が起き~

…この書籍と、「摘発されていないその他無数の事例」との内容的な差異は極めて曖昧なものです。ここまでこじれたのは、被告が条例による改善命令を拒否したのが原因とも報道されており、単純に「当該書籍が度を越して猥褻であった」だけでこういう事態にはなり得ません。

5>「一般人を苛めたいから」という恣意性の介入する余地が小さくありません。

…「基準には理由がある」という一般的な観点から申し上げました。
また、今まで担当者の裁量内で恣意的な規制が行われた結果、現行法以上の「ゆるい取締り」になっていると言えます。
本来、現行法を基準通りに適用していたならば、摘発された関係者はこんなものでは済みません。「そこまで目くじら立てなくても」という恣意性は、既に十分と言えるほど介入しています。

続きます。
[ かかし朝浩 2009年06月13日(土)02時00分 修正 ]
続き
6>範囲(誰がどこでどのように)を明確にしておくべきです。

…範囲を明確にした場合、「その範囲さえ外せば好き放題」という輩がはびこる悪循環にも繋がります。事実、4頭身で園児服のキャラクターを「18歳以上」と強弁するようなゲームは存在しており、こういう手口を取り締まるには、裁量権を広げないとかえって無法状態になってしまいます。デメリットの比率をどの辺に設定するかという問題でしょう。

7>具体的にどのような「ゾーニング」が有効だと考えられますか。

…まず短期的なところでは販売指導でしょうか。
「成年」指定のあるものを未成年に販売して摘発された例は殆どありませんが、今後はこの辺もうちょっと厳しく取り締まりますよ、と一定の方針を提示するだけでも随分変わるでしょう。まずはとにかく「ガキ相手だろうと売ったモン勝ち」ではなくするところが第一歩です。

そして今後最も問題になるであろう、ネットでのポルノ・犯罪コンテンツには年齢によるアクセス制限が急務です。
また、猥褻物を想起させるリンクバナーでの誘導などは、猥褻物を直接公開しているに等しいペナルティを与えてしかるべきだと考えます。未成年でもアクセスできる一般サイトに、エロゲー・やおい小説等のアフェリエイトがバンバン貼られている現状は、やはりどう見ても不健全です。そこらのスーパーにアダルトグッズが置かれているようなものですから。

8>「レイプレイ」問題
このソフ倫の動きは確かに異常なほど過敏でしたね。
正直仰るとおり、とても褒められた対応ではありません。議論も何も無いまま土下座対応ですし。『ちびくろサンボ』から何も学んでいません。

ただ、私としては「陵辱系の審査見直し」自体は、たとえきっかけが外圧であれ、真面目に検討した上でならば問題なかったと思います。ろくな議論もせず全面降伏したことで、絵本の『ちびくろサンボ』の例にもれず、今後エロゲ業界にとって大きなマイナスになるのではないかと危惧しています。

それでなくても反社会性の象徴のように思われている二次エロですから、管理団体にはしっかりしてもらう必要があるのですが…。
世論が厳しいからコレ幸いと「全部なし」にして、面倒を放り出したようにしか見えませんね。雑すぎます。

…といった所です。
さすがに全部はフォローできませんでしたが、ご納得いただけたでしょうか。
[ かかし朝浩 2009年06月13日(土)02時58分 修正 ]
返信いただき、ありがとうございます
ですが、申し訳ないのですが議論のすれ違いを感じました。コメント欄の短い文章で尽くせる内容は、お互いに伝えたいことの1/10にも満たないとは思いますが。

すれ違いの一つは、「お上」に対する性善説と性悪説の前提が異なるためのように思えました。
かかしさんが言われる「常識」や「通常」や「基準」や「不健全」といった概念について、性善説に基づく「お上」の運用を私はまったく期待していません。やりたい時にやりたいようにやるのが、法をつくり法を使う側の常だと考えています。
よって「裁量権」は制限されるべきであり、広げないとまともに運用ができないような法律は、その枠組みがそもそもおかしいという可能性のほうが高いと考えています。

たとえば、イギリスで売られていた「レイプレイ」は海賊版でした。ですから、イギリスでの流通を良しとしないのであれば、海賊版を上手く取り締まるための予算の増額や担当者の増員などから手をつけられるべきです。いきなり、他所の国に対して圧力をかけるのは、どう考えてもおかしいと考えます。

圧力に屈したのは、ソフ倫の体質にもおおきな問題がありますが、業界の歴史が短いことと、実質的にわずか3社の問屋で寡占されている流通のぜい弱さも、相当に関わっていました。言い換えると、「レイプレイ」の反社会性が唯一の問題とみなされたのではなく、屈しやすい背景を抱えたマーケットだから、圧力をかける対象に選ばれた側面があります。

>ろくな議論もせず全面降伏したことで、絵本の『ちびくろサンボ』の例にもれず、今後エロゲ業界にとって大きなマイナスになるのではないかと危惧しています。
私も「大きなマイナス」になると考えます。ただし、それはエロゲ業界だけにとってではなく、ポルノの要素を含むコンテンツ全体にとっての危惧であり、もちろんマンガやアニメなども含みます。どの程度の「降伏」をしたのかは、今後、ソフ倫が改正する「陵辱ゲーム」の審査基準を見極めてから、また判断したいと思います。

返信をいただきましたこと、重ねてお礼を申しあげます。
[ U.C. 2009年06月13日(土)09時27分 修正 ]
前提として
当局側の「裁量」に対して好意的な見地に立ちすぎであるとのご指摘は最もだと思います。

これについては、カウンターとして意図的にこうした立場をとっています。つまりは、実際に「反対派」「規制派」の間で交わされる主張を想定しています。

>やりたい時にやりたいようにやるのが、法をつくり法を使う側の常

確かに、最悪の事態を想定し、そこを覆す論理を用いるのは非常に有用ではありますが、この場合反論として「やりたい時にやるようにやるのが、法を逃れようとする犯罪者の常」とそのまま返されたら、平行線の議論を繰り返してしまいます。

また、自己診断によって問題解決することで、規制の論拠そのものを無効化してしまうのが、規制に対する一番の特効薬であることは疑いありません。当局が最大限の悪意で取締りを行ったとしても耐えられるだけの論拠を、「規制される側」が自助努力によって身に着ける必要があるのではないでしょうか。

…正確を期するとどうしても長くなってしまいますね。
上手く纏められませんでしたが、今後もこの問題に対しては注目していきたいと思います。
コメント有難うございました。
[ かかし朝浩 2009年06月15日(月)15時55分 修正 ]
規制後に凌辱漫画にプレミアが付いてかかし先生の絶版になった漫画が1千万円になったらどうしよう(俺は売るぜ)
難しい話はよく解らないのですが、取り締まる側がやる気満々である以上、取り締まられる側は不平を言ってるだけでは駄目で対策を考えないとね、ということですか。そして『女偏』の11ページ4コマ目に描かれたメイド長がパンツを履いていないのに次のページではまたパンツを履いている謎ついて考えましょう。
[ 文福茶釜 2009年07月24日(金)15時50分 修正 ]
誤魔化し
>文福茶釜 さん

まあ、おおむねそのような解釈で宜しいかと。w

政局が急変したせいで、この問題は当分先送りになりそうな雰囲気ですし、いざ動き出した時にはきちんと情報収集しておきたいものです。

あと、こちらの単行本の問題については…
司書房の消滅により時効が成立した、ということで…どうかひとつ。w
[ かかし朝浩 2009年07月27日(月)22時46分 修正 ]
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プロフィール
HN:
かかし朝浩
性別:
男性
職業:
漫画家
自己紹介:
『暴れん坊少納言』2010年夏完結。
ドイツロマン派音楽家譚『ムジカ』2013年秋完結。
他、成人向け中心に神出鬼没。

連絡先:kakashi7776あmsn.com
("あ"→@に変えて下さい。)
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