表装＋極彩

3巻の仮デザインが戻ってきました。

まだ全体はお見せできませんが、原画はこんな感じ。1~2巻より動きがあるぶん、ちょっと引いたアングルになってます。服の色をアメリカのゼリービーンズみたいなハデハデにしたので、デザイナーさんにご迷惑をかけてるかも…。

しかし今どき、アクリルガッシュで描いてる人って見かけませんねえ。
モノクロ原稿描くにも、画材屋で消耗品（ペンやインク、トーン）の在庫が目に見えて減ってきており、道具を入手するのですら支障が出てきました。

別に「紙媒体での漫画」というジャンルが衰退しているわけでもないのに、こうした「商売上の制約」の方が先にのしかかってくるのはキツいものがあります。
そのうち紙じゃ入稿できない日が来るんでしょうか…。

林檎＋季節

掲載号が10月号だと判っているのに、今から「夏らしいネタ」を描いてます。
ふつう"◎月号"は発売日の翌々月基準のため、そっちに合わせると「全く体感できない季節」の風物詩を書くハメになり、どうも実感湧かないんですよね。単行本に載ると更に半年ズレるので、多少は構わないんですが…。

友人がipod nanoを買ってipod shuffleが余ったというので、安価で譲ってもらいました。
ところがiTunesの不具合か何かで、PCに接続した途端ウンともスンとも言わなくなり、「ただの512ｍｂUSBメモリ」と化してしまいました…。
友人もパッチやら互換アプリやらをDLしてきて、数時間かけて復旧に手を尽くしてくれたんですが、もう打つ手なし。結局、携帯で音楽を聴いています。

しかしこの携帯、悪名高い『MMPhoneMonitor』（※）というアプリケーションで転送しなければならず、できればプレイヤーは他の物に切り替えてアプリを削除したいんですよねえ。本体は2年分割ローンだから買い替えできないし、困ったもんです。
とりあえずはアップデート待ちでしょうか。

※MMPhoneMonitor.exe
PC常駐させると、1秒につき3~4ｋｂずつ、CPU使用率を占有していくという致命的な不具合を持っています。気付かずに放っておくと大変な事に。
去年あたりのT社製の携帯をお使いの方は気をつけてみてください。

修正＋資料

ただいま、３巻の書下ろしと販促素材の作業が大詰めを迎えております。
資料を引っ張り出して、収録分の検証も一応…。実は、２巻において「賀茂神社」や「小野宮家」などの表記ミスがいくつか発覚しており（※斎宮歴史博物館の職員の方、ご指摘ありがとうございました）今回は一応そういったことの無いようにと。

また、本誌掲載後に「やはりシナリオを書き換えよう」ということで、すんごい細かいけど重大な修正をかけたりしています。単行本派の読者様は特に引っかかりも無く読んで頂けると思いますが、本誌でご覧になった方は「あ、ここ変えるんだ」くらいに思っていただければ幸いです。

もちろん「おいおいおい、ハナシ変わってくるじゃん！」というツッコミもあろうかと思いますが、これについては大変申し訳ありませんが後出し優先になりますので何とぞ宜しくお願いいたします。

※過去にも”ｘ中鬼姫”→"九条鬼姫"など、色々書き換えております。

盆明＋三巻

2週間放置の新記録、大変ご無沙汰しておりました。

さて、何でまたこんなに放置するはめになっていたかと言いますと…
暴れん坊少納言3巻の作業と同時進行だったからです！

既に出版予定表などには掲載されているため、ご存知の方も多いかと思いますが、翌８月２５日の発売になります。

●ガム公式サイト　にて、先着50名様限定サイン本通販
●とらのあな　にて、メッセージペーパー（絵柄Ａ）おまけつき
●コミックガム協力店　にて、メッセージペーパー（絵柄Ｂ）おまけつき

以上の販売サービス（毎回恒例ですが）を予定しております。
※７．１８追記：サイン本はアクセスが集中するため、今回から50名以上の予約があった場合は『抽選』となったそうです。また、当選した方だけでなく、先行予約いただいた方全員にメッセージペーパー（絵柄Ｂ）がおまけに付きます。

全部描き下ろしなので、結構大変ですが頑張ります。月2本とかやってるわけでもありませんし…。
というわけで、宜しくお願いいたします!!

あと、これと前後して、友人の池上竜矢君の単行本が画報社より発行予定（ヤングコミックの連載ほか）で、そちらにもお祝いページを1枚描かせていただいてます。成人向けですが大人の方はぜひ。ｗ

人物＋掘下

相変わらずの更新不精で申し訳ありません。作画入ると書く事が途端に減ってしまいますね。

漫画その他、ドラマの面白さの条件に「キャラが立っている」という要素があります。
「立て方」は人によりけりで、また描ける人物像もその人次第ではあるんですが、「立っているかどうか」の基準らしきものは少し見えて来ました。

キャラが立っている＝「その人物固有のペースで動いている」
…という事ではないかと。（今さら？）

人に巻き込まれるよりも、人を巻き込む人。あるいは巻き込まれても平然としてる人。
話を聞かない人。聞くけど独自の解釈しかしない人。

「クセ」や「嗜好」はこういった、「固有のペース」を掴む為には絶好のアクセントであり、巧い作家はここを軸にした演出にキレがあります。
※『花の慶次』のキセルとんとんなんかは典型的ですね。

逆にこういうものをヘタに散りばめると、情報が多いばかりで「人物」がまるで掴めなくなってしまいます。
改めて、この点には注意して行こうと思います。『少納言』1巻には反省点多いです…。