九九＋六桁

今月の原稿も無事入稿し、一息ついたところで、ご無沙汰してた友人がウチに遊びに来るとの事。
「じゃあ俺もいったん出ようかな」とアキバで合流する事に。

いつの間にか流れで
新しいPCを買っていました　

いや「今月出た単行本の収入で、年内にはＰＣを買わないとな…」とは思ってたんですが、ロクにパーツ比較もしないうちに買ってしまうのはもう無謀としか…。

でも自分はほっとくといつまでも「やらないとなー」のままズルズル先延べにしてしまうので、むしろよかったとも思います。

実際、現行ＰＣは４年前のメモリ５１２ｍｂ、ＨＤＤ４０ＧＢｘ１のまんまで、お絵描きツール『ＳＡＩ』でレイヤーを３～４枚重ねるとＣＰＵ使用率が90％に達するという体たらく。うっかりＢＧＭもかけられません。こんなのでビクビクしてるぐらいならさっさと買うべきだったわけで（ｗ。

悩みのタネは、「ＰＣ買ったら参加するから！」と断り続けてたオンラインゲームの誘いを断れなくなってしまう事でしょうか。
…何やかんやで配送が楽しみです。

逃避＋権佐

作業が本格化してて色々やることもあるのに何故か趣味のお絵描き。



宣孝（ゴンスケ）は彰子同様、表情が極端なので描いてて気持ちいいキャラですね。

厳粛な寺参りの時に白＋紫＋橙なんていうムチャクチャなヤンキーコーディネイト（ソース：枕草子）でハッタリかます、非常に迷惑かつ面白い人だったそうな。

人物的にも則光と好対照で、漫画の中でも動かしがいがあって有難い存在です。

実験＋内侍

今月号のガム掲載分、苦労したワリには…と身内からも指摘されました。
うーん、やはり新要素や実験を加えようとすると、完成度に跳ね返ってきますね。画面的にはともかく、構成的には色々とミスがあったかなと反省しております。

今回の話、庚申待（こうしんまち）という落語の筋立てを、換骨奪胎して当てはめてみようという試みでした。
幸いにして古今亭志ん生の『庚申待』を聴く好機に恵まれたため、うまくツボれば面白いことになるかも…と思ったんですが。
やはり『タイガー＆ドラゴン』のようにすんなりとは行きませんね。

次回は、4章の紫サイド強化の方針により、ふたたび紫式部中心のお話です。
今回も前回以上に構成で苦闘中ですが、何とぞ宜しくお願いします。

苛苛＋退出

お気に入りの『フレッシュネスバーガー』某店舗で仕事しようと思ったら、店員の顔ぶれが一変していました。

今まではおばちゃん＋女子大生シフトだったんですが、２０そこそこの男子二人。片方はおばちゃんともたまにシフト組んでましたけど、もう一人は初顔。
今日はこの二人にイライラしっぱなし。

まず、レジ前に立ったのに全く気付かない。自分もバイト先の店長にめちゃくちゃ怒られた経験がありますが、レジの見える厨房と、ホールで接客中とだったら何十秒もしないうちにどっちか気付くのが普通。
しばらく店内にいて、追加でケーキを食べようとレジに行ったら、今度は控え室で談笑してて更に長時間気付かない。
しかも慌てるならまだしも「あれ？」って感じで恐る恐る出て来て、「すいません」の一言もなし。

いつも使うところなんで堪えてましたが、客が私一人になったら有線チャンネルをあれこれ入れ替え、音量を極大にしたり極小にしたり…。
さすがに限界に来て、イスを蹴って出てきてしまいました。しばらく行かないと思います。

客として居るのに、こういう扱いに対して一言も言えず投げ出してしまうのはなんとも情けない限りですが…
世間で「モンスター○○」が増えていると言っても、私みたいな人は結構多いのではないでしょうか。

日本人はあまり不満を表に出しません。
その代わり、静かに心の中に壁を作り、一度作ったらめったなことでは崩しません。

漫画などの作品でもこういう傾向は強く、書評ブログや大手書店員などの意見は拾えますが、一般ユーザーはつまらなければ「だんだん買わなくなる」だけです。静かに静かに汐が引いていく兆候を感じ取るには、おそらく相当なセンスが必要とされます。まあ、感じた時点で手遅れですし。

なので、作家としてできるのは「手を抜かない」こと、ただそれだけだろうと思います。

感化＋白桃

たかみちＬＯ画集に触発されてお絵描き。






うーむ……手元の画集とのレベル差に溜め息が止まりません。直後に描くのはやめときゃよかった。
『ＰＵＲＥＧＩＲＬ』で連載してた関係で（といっても10年ほど前）、何度かお会いした事がありますが、業界人にしてはえらいスマートでカッコイイ方でした。天が二物を与えてると言うか、正直羨ましい限りですよ。