林檎＋季節

掲載号が10月号だと判っているのに、今から「夏らしいネタ」を描いてます。
ふつう"◎月号"は発売日の翌々月基準のため、そっちに合わせると「全く体感できない季節」の風物詩を書くハメになり、どうも実感湧かないんですよね。単行本に載ると更に半年ズレるので、多少は構わないんですが…。

友人がipod nanoを買ってipod shuffleが余ったというので、安価で譲ってもらいました。
ところがiTunesの不具合か何かで、PCに接続した途端ウンともスンとも言わなくなり、「ただの512ｍｂUSBメモリ」と化してしまいました…。
友人もパッチやら互換アプリやらをDLしてきて、数時間かけて復旧に手を尽くしてくれたんですが、もう打つ手なし。結局、携帯で音楽を聴いています。

しかしこの携帯、悪名高い『MMPhoneMonitor』（※）というアプリケーションで転送しなければならず、できればプレイヤーは他の物に切り替えてアプリを削除したいんですよねえ。本体は2年分割ローンだから買い替えできないし、困ったもんです。
とりあえずはアップデート待ちでしょうか。

※MMPhoneMonitor.exe
PC常駐させると、1秒につき3~4ｋｂずつ、CPU使用率を占有していくという致命的な不具合を持っています。気付かずに放っておくと大変な事に。
去年あたりのT社製の携帯をお使いの方は気をつけてみてください。

人物＋掘下

相変わらずの更新不精で申し訳ありません。作画入ると書く事が途端に減ってしまいますね。

漫画その他、ドラマの面白さの条件に「キャラが立っている」という要素があります。
「立て方」は人によりけりで、また描ける人物像もその人次第ではあるんですが、「立っているかどうか」の基準らしきものは少し見えて来ました。

キャラが立っている＝「その人物固有のペースで動いている」
…という事ではないかと。（今さら？）

人に巻き込まれるよりも、人を巻き込む人。あるいは巻き込まれても平然としてる人。
話を聞かない人。聞くけど独自の解釈しかしない人。

「クセ」や「嗜好」はこういった、「固有のペース」を掴む為には絶好のアクセントであり、巧い作家はここを軸にした演出にキレがあります。
※『花の慶次』のキセルとんとんなんかは典型的ですね。

逆にこういうものをヘタに散りばめると、情報が多いばかりで「人物」がまるで掴めなくなってしまいます。
改めて、この点には注意して行こうと思います。『少納言』1巻には反省点多いです…。

大鏡＋和泉

打ち合わせなどの移動中に『枕草子』をちまちま読んでますが、そろそろ驚くような目新しいネタもなくなってきました。

※…と言っても全部記憶できているわけではないんですが。むしろ忘れた箇所ばっかりです。

新しい資料が要るなーと思い、同時代のニュース集とも言える歴史物語『大鏡』の初心者向け解説本を買ってきました。完全に少納言一人称の『枕草子』とは違って、語り部の老人二人・質問する青年・記録する筆者という体裁になっており、また新鮮な感じであります。

更に、まだ手をつけていませんが『和泉式部日記』も買ってきました。
この人の生き様も相当面白いはずなので、今から期待です。

ただ、『源氏物語』の勉強が全然進んでないんですよねえ…。
紫式部ファンの方々には申し訳ないんですけど、正直膨大すぎてどうしていいやら。分量的には宣孝の話の方が集まってる有様です。『紫式部日記』の方から攻めるべきかなあ…。

夜型＋負荷

ここ数日、朝８～９時から夕方４～５時まで寝る生活がきっちりサイクル化して非常に不便でした。
仕事の進みは悪くないものの、公共料金を郵便局に払うなどの手続きが全然出来ません。

無理して起きてると、その後は10時間ぐらい寝てることも多いので、何とか夕方まで起きて早朝まで寝る作戦。
ちょっと『絆』やりに行って、そのままフレッシュネス（またハモンセラーノｗ）。原稿の残り作業を洗い出し、ポストイットで色分け整理。ついでにミリペンでちょっとしたタッチの修正も行います。最近は外に持ち出しての作業が相当な比率になってきました…。

眠気も結構キてますが、我慢して服を見にジーンズメイトへ。今までとは違う色のTシャツやサッと羽織れる半袖シャツを探してフラフラするも、最近の流行はポロシャツらしく、襟付きばっかり。
ポロシャツ着たらあまりにオッサンすぎるのが嫌で、結局何も選ばず退店…。

そんなこんなで何とか4時半ぐらいまで持たせました。
これは０時越えで寝るに違いない！寝るぞー！


…お目覚めすっきりで時計を見たら10時ちょっとでした。
こんなときは寝なさいよ、寝ていいんだよ俺…。orz

失踪＋輝彦

何とか今回も入稿完了。
アシスタントさんを緊急招集して何とか遅れを取り返しましたが、やはりちょっと粗くなってしまった印象があり、反省。
次回はまた６話区切りの要所なので、きっちり立て直して行きたいところです。

ラストスパートのお供は、レンタルショップで借りてきた洋ドラ『Without　A　Trace』（邦題・『FBI　失踪者を追え！』）でした。
『CSI：科学捜査班』、『コールドケース　迷宮事件簿』と同じジェリー＝ブラッカイマーのプロデュース作品で、正直よくネタが枯れないもんだと思います。

内容的にはものすごくシンプルで、失踪者の「最後に目撃された瞬間」からスタートして、捜査班の面々が隠された事実を探り当てながら対象者に迫っていくというもの。
"犯人"が必ず存在するとも限りませんし、「え、これでオチ？」と肩透かしを食らう事もしばしばですが、先が読めない面白さと一話完結形式に惹かれて視聴継続。
吹き替えもツボ。ボスが最初、井上和彦だと思ってたら『あしたのジョー』こと、あおい輝彦。ついでに小山力也の関西弁も聴けます。つーかアメリカのイタリア系は関西弁、南部は東北弁っていう妙な翻訳ルールはいつどうやって決まったんでしょうか。

「捜査班の人物掘り下げは最小限に留め、対象者の周囲の人物を浮き立たせる」手法を取っており、私の「何をおいてもキャラ立て第一」に固まっていた思考が大きく揺らぎました（現環境ではこれで問題ないですけどね…違う媒体には違う王道があるという意味で）。
シーズン２まで近所に置いてあるので、来月の追い込みBGMはこれで決定であります。